当社は、園芸用具・過程金物の総合メーカー「金星」グループの一員であり、とりわけ小型園芸用品の生産を業務をしています。そもそも、金星株式会社の生産工場として発足しましたが、昭和52年、分離独立。現在では独自の販路を開拓し、商社機能を有するメーカーとして、日々事業展開を図っているのです。
主力製品は、剪定鋏・刈込鋏・高枝切等各種鋏、鍬や移植鏝等の小型園芸用具、各種鎌、それに輸出用刃物など多岐にわたっています。刃物づくりに関しては長い伝統を誇っているだけに、当社が生み出す鋏、鎌等は、卓越した切れ味があり、全製品にわたり品質が一定しているなど、高い評価を獲得しています。
今日から明日へメーカーとして存続していくためには、生産力はいうにおよばず開発力の存在をぬきにして語れない部分が多くあります。当社は設立以来、常に技術を革新し、新製品開発には前向きに取り組んできました。
業界に先駆けて伸縮式刈込鋏や二徳鍬を開発したのをはじめ、昭和57年にはステンレス製の刈込鋏等を開発。ステンレス製品は切れないという”常識”を独自の材料を用いることにより変革し、さらに園芸用具には今後一層ファッション性が求められるであろうことを予見し、58年、小型園芸用具から鎌、盆栽手入用具、刈込鋏までにいたるステンレス製品のシリーズ化を図ったのです。一方、刃物関係とは別に、木を材料としたフラワースタンドの開発など、新しい分野への進出にも積極的にチャレンジしています。
工場内には、プレス機、高周波誘導加熱装置、自動研削盤、研磨機、溶接機、組立ライン用特殊コンベア等、諸設備を効率よく配置。
少量多品種生産を基本としていますが、ニーズに対応した量産態勢も整えています。
近い将来には、コンピューターの導入を構想。
作業工程ならびに材料管理などのシステム化を進めていきたく考えています。
妥協するという言葉を許さず、日々、品質を追求する・・・これが品質管理に対する不変の市政です。
そのチェックは原材料にはじまり、各工程の自主検査や製品の切れ味テスト、さらに全数検査など、多角的な視点から実施し、品質管理・改善に取り組んでいます。
また、公的試験所も積極的に利用し、長年培ってきた高品質への信頼を、明日へ引き継ぐ努力を重ねています。
当社は、開発・生産はもとより、強力な販売体制も整えています。
国内向けの販売商品は、金星グループの一員でのキンボシ株式会社へ、輸出用商品は同じくグループを形成するジーエス株式会社へ販売。グループとしてのパワーも、いかんなく発揮されているのです。
これとは別に、当社は小野市、三木市内の金物問屋への販路も確立しており、今後共販路の拡大を推進する方針です。